仙台市長選国政が直撃敗れた与党陣営、恨

仙台市長選国政が直撃敗れた与党陣営、恨み節

07232345毎日新聞

国政の与野党対決の構図となった仙台市長選。自民、公明両党の県組織や日本のこころが支持する冠婚葬祭会社社長の菅原裕典氏57は、民進、共産、社民各党の県組織と自由党共闘する元民進党衆院議員の郡和子氏60に敗れた。学校法人加計学園問題や自民党議員の相次ぐ暴言失言問題などの影響がもろに出たと言え、菅原氏の陣営からはタイミングが悪すぎたとの恨み節も漏れた。

国政と市長選は関係ないと説明しても分かってくれない人もいた。菅原氏の落選が決まった後、自民県連幹部はぼやいた。

政権与党とのパイプは大きな武器となるはずだった。菅原氏は自公の国会議員の力を借りて、国に要望を伝えられるのは私だけと繰り返しアピールしたものの、肝心の自民が前面に出る場面はほとんどなかった。大物国会議員が駆けつけることはほとんどなく、陣営幹部は街頭での演説は遠慮してもらったと打ち明けた。

20日夜にあった菅原氏の個人演説会。応援に駆けつけた自民党山本一太参院議員は与党国会議員としておわびしたい。自民1強でおごりがあったと頭を下げた。

一方、郡氏側は民進党岡田克也元代表ら各党幹部クラスが相次いで仙台入りした。加計学園問題などで安倍政権批判を繰り返し、元自民党県連幹部の村井嘉浩知事と近い菅原氏に対してお友達政治は許さないと繰り返した。川口裕之、本橋敦子

自民支持層2割、郡氏に出口調査

毎日新聞社は23日、仙台市長選で、投票した有権者出口調査を実施した。安倍内閣の支持率が低下し、地方選挙への影響が注目される中、民進、共産両党などが野党共闘で支援する元衆院議員、郡和子氏60に自民支持層の2割弱が投票した。学校法人森友学園や加計かけ学園、稲田朋美防衛相の資質などの問題が、誰に投票するかに影響したという声も複数聞かれた。

郡氏は民進支持層の8割強を固め、支持政党なしと答えた無党派層を半数近く取り込んだ。自民、公明両党県組織が支持する冠婚葬祭会社社長、菅原裕典氏57は自民支持層の7割を固めたが、無党派層からの支持は2割強にとどまり浸透できなかった。

自民支持層のある有権者は、安倍内閣の諸問題への対応に疑問は抱きながらも消極的に自民候補を支持したと複雑な心境を明かした。加計学園問題などで投票先を決めた有権者は、理由について安倍内閣を支持できないからと答えた。

一方、無党派層の2割が元衆院議員の林宙紀氏39に投票した。

主な政党支持率は、自民24民進13公明4共産4など。無党派層は52だった。