映画の話キミにきめた!を見ました

ここから先はネタバレなし

7月18日にキミにきめた!を見てきたので、思ったことをダラダラと述べていこうかなあって思います。

最初に書いておくと(物語として)面白かったってのが第一印象ですね。想像していたより随分と起承転結がはっきりしていて、視聴前の過去のエピソードを切り貼りして作られた歪なモンタージュではないか?という危惧は良い意味で裏切れました。

簡単にストーリーを説明するとホウオウに会いに行くぜ!って話なんすけど、その中にポケモンとの絆ってアニポケがずっと扱っているテーマが凝縮されてます。まあ、現代版ミュウツーの逆襲みたいなもんすね。普通に感動しました。

少なくとも1800円の価値は間違いなくあるので、皆さんも是非映画館に行ってください。この夏はポケモンで熱くなろうぜ!

ここから先はネタバレあり

はい、そんなわけでここからはガンガンとネタバレしています。とりあえずストーリーとは別に気になったことが触れられない登場人物の過去、物語の中で扱われる視聴者の世界、ピカチュウが喋った理由と3つもあったんで個人的な感想をば。

についての感想

キミにきめた!を見た人間なら誰でもマコトとソウジの過去話やらないのか?って思うはずなんすよね。パンフレットとかアニポケとかでやってるのかもしれないんすけど、ここでは映画の話だけします。

個人的にはこのマコトの母の話もルカリオとソウジの出会いもやらないってスタンスは世界の広がりをイメージさせることを狙ってたんだろうなあって感じましたね。

簡単に言えば、敢えて全てを描かないことで想像の余地を残すってことです。サトシの3つ目のバッジ発言も同じような役目を担っていると言えるでしょう。

キミにきめたが単なる1つの劇場版作品としてではなく、あるいはあり得た世界の一部分として作られていることがよく分かる要素で、まあ僕個人としては好きな演出です。

についての感想

僕が1番好きなアニポケ映画は水の都の護り神ラティオスラティアスなんすけど、アレって物語の舞台がまんまェネチアじゃないですか。ただ、映画内だと誰もェネチアを知らず、アルトマーレはオリジナルな都市として受容されてるんすよ。

これはアニポケ世界と視聴者の世界は別物という前提をよく表していて、今まではアニポケ世界の人間はアニポケ世界の中でしか生きていなかったわけです。

ただ、キミに決めた!ではサトシが視聴者の世界に足を踏み入れるわけです。そして視聴者の世界でサトシはピカチュウと旅をしたいと願い、アニポケ世界に帰還する。

帰還直後のマコトの発言や、視聴者の世界が白黒で描写される様からも分かりますが、キミに決めた!に於いて視聴者の世界は明確にアニポケ世界の紛い物して扱われています。そしてラストシーンではホウオウが落とした虹色の羽が地球に落ちてくる。

アニポケ世界と視聴者の世界が混じり合って、視聴者の世界が貶められるシーンは世界に疲れた大人をメインターゲットにしていることを示唆しているように見えます。ただ、これは主観に寄りすぎた意見かもなあ。

ピカチュウが喋った理由

今までピカチュウは喋りませんでした。いや、少なくともトレーナーに向けて話しかけることはありませんでした。

これは言葉が通じなくても友達になれる!というアニポケの信念の表れであり、だからこそサトシとピカチュウの関係が際立っていたんだと思います。

ただ、キミに決めた!でピカチュウがは喋ってしまいました。僕はこれあんま良くないなぁって思います。確かにピカチュウが喋ったシーンじゃ感動しましたよ?でも、ピカチュウが話せたらアニポケが今まで打ち出してきた人とポケモンの絆(異種間交流)はどうなるんだって話です。

何でピカチュウは喋らなければならなかったのか、それが僕には分かりません。誰かご意見ある方は教えてください。

終わり