『二律背反』

「大丈夫」

『大丈夫じゃない』

そんな繰り返しの日々の中

部屋で思い切り声を上げて

泣いて泣いて

ズボンに染みが

ポタリポタリと増えて

じっと立ってる駅のホーム

つたう汗が気持ち悪くて

声も出せず

舌打ちをした

虚ろな目で音楽に寄り添い

決まった時間に

連なった箱に乗り込み

決まった場所へと

僕を運ぶ空間にも

様々な思惑が行き交ってる

派手な格好の金髪のあの娘

もし傷だらけの腕が覗けば

見え方が変わるの?

そんなにも大人は単純だったっけ

笑顔の仮面は

いつから持っていたのかな

もう思い出せないくらい

ずっと偽物の笑顔を貼り付けてる

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